DVD

ジブリがいっぱいCOLLECTION DVD

風の谷のナウシカ(1984年3月公開)

cover エディション:
・ DVD (2003/11/19)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ディスク枚数: 2
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【ストーリー(from Amazon)】
腐海(ふかい)と呼ばれる毒の森とそこに棲む蟲(むし)たちに支配された世界。辺境の王国・風の谷には、自然を愛で、蟲とすら心を通わせる少女ナウシカがいた。腐海を焼き蟲を滅ぼそうとする大国の争いに巻き込まれながらもナウシカは、人を愛するのと同様に蟲たちをも愛そうとする…。

アニメ誌に連載していた自らの漫画を原作に、宮崎駿が監督を務めた劇場用長編アニメ。母の優しさと獣の荒々しさを兼ね備えたヒロイン、おぞましくもどこかしら哀しさを感じさせる蟲という存在、あるときは風に乗りあるときは雲を割いて空を駆ける飛行機械など、それまでの宮崎作品の集大成にしてその後の原点と呼べるような1本だ。音楽を久石譲が手がけて「宮崎×久石」の黄金コンビが生まれるきっかけともなったが、そのテーマ曲も美しいことこの上ない。

巨大な王蟲(オーム)の群れが暴走するクライマックス、そしてナウシカの純粋な魂が胸を締めつけるラストシーンは圧巻。日本のアニメ史上にさん然たる金字塔をうちたてた作品である。


天空の城ラピュタ(1986年8月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2002/10/04)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ドルビー
・ ディスク枚数: 2
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【ストーリー(from Amazon)】
空から少女が落ちてくる―! 少年パズーがその少女を助けたことで物語は幕を開ける。少女の名はシータ。空の海賊一味となぞの黒眼鏡の男達に追われていた。シータが持っていた「飛行石」の神秘的な輝きに導かれ、2人はやがて、天に浮かぶ伝説の城「ラピュタ」に足を踏み入れることになる…。

『未来少年コナン』や『ルパン3世カリオストロの城』など、「マンガ映画」と形容するにふさわしい、いきいきとした作品を手がけてきた宮崎駿が、またしてもその天性を発揮したのがこの作品。彼の作品にしばしば登場する「空を飛ぶ」というモチーフを物語の中心に据え、昔ながらの胸躍る冒険活劇に仕立てあげた。まっすぐで行動力あふれる少年、可憐(かれん)でしんの強い少女、一見怖そうだが愛すべき悪党たち、など宮崎アニメでおなじみの要素がほかにも盛りだくさんの娯楽作品だ。


となりのトトロ(1988年4月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2001/09/28)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ドルビー
・ ディスク枚数: 2
・ ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント

【ストーリー(from Amazon)】
小学6年生のサツキと4歳の妹メイが引っ越してきたおんぼろな家の隣には、遠く見上げるほどに大きなクスノキの森があった。やがて2人はその森の主である「へんないきもの」トトロと出会い、胸躍る体験をすることになる…。

かつてはこんなにも豊かだった日本の自然と、それに畏敬の念をもちながら暮らす生き方のすがすがしさ。そんなテーマを夢あふれる作品に仕立てたのが、この『となりのトトロ』だ。『ルパン3世カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』などを手がけ、アニメファンの間ではすでにカリスマとなっていた宮崎駿監督の存在を一般に知らしめた作品でもある。

他人への優しさを忘れない人々、両親の言葉ひとつひとつに込められた愛情、何げない日常の1コマがドキドキするものに変わるその瞬間。どの場面を見てもみずみずしく、そして懐かしい。トトロの姿に子どもは目を輝かせ、大人は心が洗われる、まさに世代を超える名作と言えるだろう。


火垂るの墓(1988年4月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2000/12/16)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ドルビー
・ ワーナー・ホーム・ビデオ

【ストーリー(from Amazon)】
父は出征で消息が知れず、空襲で母と家を亡くした兄妹が、親戚の家に引き取られるも邪魔者扱いされ、やがて防空壕に移り住み、ふたりきりで生きようとするのだが…。原作者・野坂昭如に「アニメ恐るべし」と言わしめた、高畑勲監督の傑作反戦アニメ。

ホタルの光と人の命を重ね合わせた趣向もうまいが、ドロップ飴の缶といったアイテムの使い方も憎いくらいにすばらしい。しかし、そのあまりのリアルで冷徹な描写の数々に、もはや涙を越えて拒否反応すら示す観客も続出。なにせ初公開時の同時上映が『となりのトトロ』だっただけに、どちらを先に観るかで個々の評価が大いに異なってしまうほどだった。いわゆる声優を用いない高畑映画独自のキャスティングも、この作品あたりから定着していくことになる。


魔女の宅急便(1989年7月公開)

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エディション:
・ DVD (2001/06/08)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ドルビー
・ ディスク枚数: 2
・ ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント

【ストーリー(from Amazon)】
1989年の宮崎駿監督による劇場用長編アニメーション作品。13歳になり、魔女の修業のために黒猫ジジとともに街を出る少女キキ。新たに住まいとして選んだ街で配達屋として暮らす中で、居候先のパン屋のオソノさん、空を飛ぶことにあこがれる少年トンボなど、さまざまな人との出会いをとおし、落ち込んだりしながらも魔女として、人として成長していく姿を描く。

修業に旅立つところから物語が始まるのだが、そのやや長めの場面で早速こちらを映画に引き込ませる。そしてほうきで飛び立ちスイッチを入れたラジオから荒井由実の「ルージュの伝言」が流れ、やっとタイトルが現れる。そのタイミングの見事さ。物語も演出も細部に至るまで実に丁寧に作られており、何度も繰り返し観たい作品になっている。


おもひでぽろぽろ(1991年7月公開)

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エディション:
・ DVD (2003/03/07)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ドルビー
・ ディスク枚数: 2
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

【映像特典】
本編とリンクした絵コンテ映像、劇場予告編、
「Making of おもひでぽろぽろ」(91年度作品)収録

【ストーリー(from Amazon)】
時は1982年、27歳のOLタエ子が山形の義兄の実家へと一人旅し、そのさなかにかつて小学校5年生だったころの自分を回想していく。岡本螢と刀根夕子による原作コミックは、小学校時代のみを描いているのだが、高畑勲監督は新たにOLのヒロインを設定し、ふたつの時代を行き来させながら、ひとりの女性の生きざまを露にしていくと同時に、彼女が行き着いた村で行われる有機農業の美徳を説きながら、田舎と農業を礼讚していく。

デビュー作『ホルスの大冒険』ですでに農耕のすばらしさを描いた高畑監督らしい設定ともいえるだろう。一方、小学時代は少女が空をかけ上がるといったファンタジックな処理も多分になされている。声の出演は今井美樹と柳葉敏郎。ベット・ミドラーの『ローズ』を翻訳したエンディング・テーマを都はるみが歌うなど、音楽効果も凝っている。


紅の豚(1992年7月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2002/03/29)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ドルビー
・ ディスク枚数: 2
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【特典】
1.ピクチャーディスク2枚組
2.特典ディスク

【ストーリー(from Amazon)】
1920年代のイタリア、アドリア海には空賊相手の賞金稼ぎをしている豚がいた。「飛ばねぇ豚はただの豚だ」とのたまう彼の名はポルコ・ロッソ。紅の翼の飛行艇を乗りこなすこの豚の活躍を小気味よく描いた航空活劇である。

『となりのトトロ』などを手がけた宮崎駿監督作品だが、一連の宮崎作品に比べるとカジュアルで軽快な出来に仕上がっているのが特徴。中年男(いや、豚)が主人公というのもめずらしい。歌手の加藤登紀子が主題歌のみならず声優として参加したことでも話題になった。

荒々しくもいとおしい飛行艇乗りたちの姿や、クライマックスの空上の対決シーンなど世代を越えて楽しめることは間違いないが、豚なのに、いや豚だからこそ自由に生きるポルコを見れば、「飛ぶこと」を忘れてしまった大人ほど感じるところは多いかもしれない。


海がきこえる(1993年5月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2003/08/08)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ディスク枚数: 2
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【映像特典】
・近藤勝也(キャラクター設計、作画監督)の絵コンテ形式による
マルチアングル・レイアウト集
・プロモーションビデオ 2種 ・その他予定

【ストーリー(from Amazon)】
高知県土佐で青春時代を過ごした青年・拓が、帰省する飛行機の中で高校時代を回想していく。そのなかには、両親の離婚のため東京から引っ越してきた、成績・運動ともに優秀でありながらも、誰にも心を開こうとしない少女・里伽子の存在があった…。

スタジオジブリの若手スタッフが中心となって作り上げた青春TVアニメ・ムービーで、後に劇場公開。監督は『めぞん一刻 完結編』などの望月智充が担当している。作画枚数など他のジブリ作品に比べると見劣りするが、そこを逆手にとっての淡々とした味わいが、独特の好ましい雰囲気を醸し出している。また、それは現代の若者ならではの淡白さをも露呈させているような気もしてならない。

氷室冴子の原作は、その後武田真治主演によるTVドラマ化もなされている。


平成狸合戦ぽんぽこ(1994年7月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2002/12/18)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ドルビー
・ ディスク枚数: 2
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【映像特典】
本編とリンクした絵コンテ映像、劇場予告編など

【ストーリー(from Amazon)】
宅地開発で自然がどんどん失われていく東京の多摩丘陵を舞台に、そこに棲むタヌキたちが人間に反旗をひるがえすべく、人間に化けたりする訓練を始めていく。人間がいないところでは彼らは2本足で歩けば言葉もしゃべる。やがては、他所からも助っ人タヌキが現れて妖怪に化けるなど、設定がとにかくユニーク。日本古来の民族伝承なども巧みに取り入れており、おもしろさの中に文化人類学的興味も見出せよう。

ただし、社会派・高畑勲監督らしく、演出の視点はどこかシニカルで、かつての学生運動などを彷彿させるおもむきもある。意外にも、タヌキが人間に殺される箇所など、結構残酷な描写もあり。声の出演は古今亭志ん朝や柳家小さん、石田ゆり子、泉谷しげるなど実に多彩。


耳をすませば(1995年7月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2002/05/24)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ドルビー
・ ディスク枚数: 2
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【映像特典】
1.絵コンテ映像
2.劇場予告編
3.スタジオジブリ新作「猫の恩返し」「ギブリーズ エピソード2」最新プロモーション映像

【ストーリー(from Amazon)】
雫は中学3年生。両親と大学生の姉とともに東京近郊の団地に住む、ごく普通の読書好きの女の子だ。そんな雫が親しくなった同級生の少年は、中学を卒業したらすぐに、バイオリン職人になるためにイタリアに渡ると言う。進路について深く考えていなかった自分に気づいた雫が、自分のやりたいこととして選んだのは…。

脚本とプロデュースを宮崎駿、監督は数々のジブリ作品でキャラクターデザインや作画監督を務めた近藤喜文が担当。思春期の迷いや焦り、そして出会いがもたらす成長を、変わりゆく季節の様子とともにみずみずしく描き上げた。

特筆すべきは、背景の描き込みの細やかさ。団地の階段や学校の廊下、街なかの看板に至るまでリアルに、しかし温かみを持って描写され、これが「特別な人の物語」ではないことを示しているようだ。これから巣立ち、自分の道を歩む人たちにふさわしい歌として原曲を大胆に翻案したテーマソング「カントリーロード」も印象的。見終わるころにはコンクリートでできた街並みに不思議な郷愁を覚える、そんな秀作である。


もののけ姫(1997年7月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2001/11/21)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ カラー
・ ディスク枚数: 3
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【映像特典】
1. 絵コンテ映像 (約133分)
2.インターナショナル版 本編 / 各国の劇場予告編集 音声 (ドルビーデジタル2.0ch)

【ストーリー(from Amazon)】
時は室町時代。タタリ神の呪いを断つために旅立った勇敢な少年アシタカは、たどり着いたシシの森で、森の神々とエボシ御前が率いる製鉄集団が、バトルを繰り広げているのを知る。同じ時期、彼は、人間でありながら森の神々に味方する少女サンに出会う…。

生きるためには闘っていかなくてはいけないという、アシタカ、サンらの壮絶な生きざまを、ファンタジックなキャラクターを駆使して描いた、アニメ界の巨匠・宮崎駿監督作。構想16年、製作期間3年という力作だけあって、練りに練られたストーリーの中に、監督の哲学がしっかりと息づいている。海外でも公開され、絶賛された宮崎アニメの最高峰だ


ホーホケキョ となりの山田くん(1999年7月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2000/11/17)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ カラー
・ ディスク枚数: 3
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【ストーリー(from Amazon)】
日本を代表するアニメーションスタジオ、スタジオジブリが贈る、高畑勲監督の1999年劇場公開作品。原作は朝日新聞に連載のいしいひさいちの4コマ漫画。どこにでもあるような平凡な家族の日常を、どこまでも明るく、あっけらかんと描いている。どこかなつかしく、心がちょっとあたたかくなるホームドラマだ。

全644ページに及ぶ絵コンテ、本編で使用された原作を映像化した四コマ漫画全78本(静止画)が収録されるなど、内容も盛りだくさん。音声も2chと5.1chのドルビーデジタル、5.1chDTSでも収録。さらに字幕は日本語字幕だけでなく、英語字幕、フランス語字幕も収録の特典がユニーク。


千と千尋の神隠し(2001年7月公開)

cover 本商品『千と千尋の神隠し』DVDについて、「画像が赤みがかっている」といった情報があります。

エディション:
・ DVD (2002/07/19)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ カラー
・ ディスク枚数: 3
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【映像特典】
・絵コンテ(約124分)(本編とのリンク)
・劇場予告編 全22種
・スタジオジブリ最新情報(『ギブリーズ エピソード2』『猫の恩返し』最新プロモーションビデオ)

【ストーリー(from Amazon)】
わがままで無気力、どこにでもいるような現代っ子の千尋は、引越しの途中で、不思議な町に迷い込む。謎の少年ハクに手引きされ、八百万の神様たちが入浴しに来る「油屋(ゆや)」で「千」と呼ばれながら働くことになった千尋。さまざまな体験や冒険をとおして、少女は「生きる力」を取り戻していく…。

宮崎駿監督が、友人の10歳の少女に見せたいという思いから作り上げたこの『千と千尋の神隠し』。2001年夏に公開されるや、批評家筋からの高い評価と多くの観客からの支持を得て、それまでの国内映画興行記録を全て塗り替える大ヒットとなった。さらに、2002年のベルリン国際映画祭でも、グランプリにあたる「金熊賞」をアニメ作品としてはじめて受賞。全世界で、大きなセンセーションを巻き起こした。

『となりのトトロ』を彷彿とさせる「日本人の原風景」を美しく表現しながら、『もののけ姫』に負けずとも劣らない深いテーマ性を、『魔女の宅急便』のようなわかりやすくケレン味あふれる物語で展開したこの作品は、「硬」と「軟」という宮崎監督の2面性がほどよくミックスされ、宮崎駿作品の集大成と言える出来栄え。さらに、監督本人が「今回は若い人たちに大いに助けてもらった」と語っているように、従来の宮崎作品にはなかった「最近のアニメ」的要素が、脇役キャラの動かし方などの部分に感じられるのも意外な魅力となっている。

単なる一過性のヒットものではなく、長年にわたって称えられ続けるであろう傑作だ。


猫の恩返し/ギブリーズ episode2(2002年7月公開)

cover

エディション:
・ DVD (2003/07/04)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ カラー
・ ディスク枚数: 3
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント

【ストーリー(from Amazon)】
『猫の恩返し』:
宮崎駿が企画し、新人・森田広幸が監督したスタジオジブリ作品。同社の1995年度作『耳をすませば』の姉妹編的要素をもつ作品でもあり、原作は柊あおい。車にひかれそうになった猫を助けたことから、猫の国に招かれた高校生少女ハル(声:池脇千鶴)の冒険を、ジュヴナイル感覚で描いていく。

作画や演出タッチなど従来のジブリ作品とは大いに異なり、冒険のダイナミズムよりも、どこかはかなげで淡々とした思春期の味わいをこそ強調している節もある。いわば21世紀のジブリ・アニメの模索の始まりともいえる作品だ。

はじめはハルを息子の嫁にと願っていながらも、その息子に恋人がいるとわかるや、自分の嫁にと無理強いする傲慢な猫の王様の声を、丹波哲郎がこの名優ならではの怪演で披露し、映画的な間を多いにもたせている。

『ギブリーズ episode 2』:
架空のアニメ製作スタジオ「ギブリーズ」で働く面々を主軸に据えての日常を描いた、スタジオジブリの短編アニメで、監督は『ホーホケキョ となりの山田君』の演出を担当した百瀬義行。名物カレー屋とギブリーズとの熾烈な激辛カレー対決を3D・CGを駆使して描いた『カレーなる勝負』や、マイムマイムのメロデイをバックに小学校時代の恋を回想するパステル・タッチの『初恋』など、4つのショート・ストーリーが繰り広げられていくが、それぞれ描写の手法を変えているのがおもしろい。

声優は西村雅彦、鈴木京香、小林薫など、ジブリアニメならではの豪華布陣だが、こうした実験的短編は、専門の声優を起用した方がケレンが加わって良かったのではないかとも思う。



ジブリCINEMAライブラリーDVD

ダークブルー(2002年10月公開)

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エディション:
・ DVD (2003/04/04)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ DTS
・ ジブリシネマライブラリー

【ストーリー(from Amazon)】
1939年、ナチス・ドイツ占領下のチェコスロバキアで同国空軍に所属していたフランタ(オンドジェイ・ヴェイトヒー)とカレル(クリシュトフ・ハーディック)は、義勇軍としてイギリスへ渡りナチスに立ち向かっていく。そんな中、カレルは自分の命を助けた女性スーザン(タラ・フィッツジェラルド)に夢中になっていくが、彼女が愛しているのはフランタの方であった…。

戦時下の友情と愛を繊細でみずみずしいタッチで、そして戦闘シーンはダイナミズムあふれるタッチでつづり、その双方を見事に融合させたチェコのヤン・スヴィエラーク監督による戦争青春映画の秀作。なお本作はスタジオジブリの第1回洋画提供作品でもあり、宮崎駿監督『紅の豚』などと、大空を舞う男たちの心意気などが相通じるものもある。


式日(2000年12月公開)

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エディション:
・ DVD (2003/07/24)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ キングレコード

【映像特典】
・短編映像「鉄道と少女」(約11分)
・メイキング映像「或時、故郷にて」(約8分)
・別エンドロール(本編にマルチアングルで収録)(約5分)
・写真集

【ストーリー(from Amazon)】
藤谷文子の『逃避夢』をもとに、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明が監督、脚本を手がけた実写作品。 脚本・監督:庵野秀明 音楽:加古 隆 出演:岩井俊二、藤谷文子、村上 淳、大竹しのぶ ナレーション:林原めぐみ、松尾スズキ




ジブリ学術ライブラリー DVD

人間は何を食べてきたか(1985年〜1994年)

cover

エディション:
・ DVD (2003/02/21)
・ Region 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ 字幕スーパー
・ ディスク枚数: 8
・ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

■「人間は何を食べてきたか 第1巻」
・「NHK特集 食のルーツ5万キロの旅」
・ 「第1集 一滴の血も生かす 〜肉〜」
・「第2集 一粒の麦の華麗な変身 〜パン〜」
■「人間は何を食べてきたか 第2巻」
・ 「第3集 遊牧の民の遺産 〜乳製品〜」
・「第4集 アンデスの贈り物 〜ジャガイモ〜」
・「第5集 大いなるアジアの恵み 〜米〜」
■「人間は何を食べてきたか 第3巻」
・「第1集 黄土の民の知恵と技 〜麺〜」
・「第2集 スパイスは大地の香り 〜カレー〜」
・「第3集 太古からのメッセージ 〜タロイモ・ヤムイモ〜」
■「人間は何を食べてきたか 第4巻」
・「第4集 南方に生命の嘉木 〜茶〜」
・「第5集 塩ふく大地の奇跡 〜醤油〜」
■「人間は何を食べてきたか 第5巻」
・ 「第1集 灼熱の海にクジラを追う 〜インドネシア・ロンバタ島〜」
・ 「第3集 サンゴ礁の海人 〜南太平洋・マンドック島〜」
■「人間は何を食べてきたか 第6巻」
・「第2集 サバンナの移動漁民 〜アフリカ・ニジェール川〜」
・「第4集 サケに導かれた北方民族 〜カナダ・北米大陸〜」
■「人間は何を食べてきたか 第7巻」
・「第1集 モチ米 大地に捧げる神の食」
・「第2集 スイカ 砂漠の民の水瓶」
■「人間は何を食べてきたか 第8巻」
・ 「第3集 トウモロコシ インディオの大いなる遺産」
・「第4集 雑穀 サバンナの最期の贈りもの」

【特典映像】
●高畑勲、宮崎駿 両監督と各巻の1作品の番組制作者との座談会 (15〜20分)

【ストーリー(from Amazon)】
高畑勲と宮崎駿が大いに共感したNHKドキュメンタリーの金字塔が全8巻で登場。人間は何をどのように食べてきたのか、さまざまな食べ物の原点に焦点をあて、食べ物と人間の関係を浮き上がらせる。


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